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2007年1月24日 (水)

水仙月の四日

土曜日の余韻はさておいて、日曜日に銀座まで行ってきました。
銀座松屋「黒井健 絵本の世界展」ということで、大好きなイラストレーター黒井氏のサイン会もあるしといそいそ出かけたのですが…
昼から出かけたら午前中に整理券配布終わっちゃったとのことでがっかり。
でもってデパートのイベントだけあって、招待券ばら撒き→物販誘導→出口でさらにイベント(物産展)という商売根性まるだしイベントで、メチャ混み。もちろんもともと人気のある作家だから混むのは当然とはいえ、ちょっと辟易でした。展覧会のカタログとも言える画集も1999年に多分何かのイベント用にまとめたものの再版で、流していたビデオや展示も流用されたもの、という…いやはや。

展示されていたのは絵本の原画で、氏の膨大な仕事のうちでは流石に一部ではあるのですが、それぞれ作品につけられたキャプションにはなかなか感じ入るものがありました。
絵本の企画って作家からの依頼や出版社からの持込みがあればスケジュールでどんどこ進めていくもののような認識しかなかったのですが、イメージが固まらず元の作品との出会いから何年も掛かって初めて取り掛かれるとか、海外で出版されてから数年してから初めて国内で翻訳されたとか、ちょっと驚くことも。多作だし、絵本以外の仕事(挿絵とかカレンダーやパンフ表紙など企業のノベルティー等)をかなり手がけている、というのもあるのでしょうが、絵本という「元の作品」のあるものでは当然その「元の作品」以上のものでなくてはならない、そのためのこだわりのようなものがあり、流行イラストレーターというより画家としての視線・姿勢を学ぶことができたかな、と思います。
黒井氏の絵は単に「きれい」なだけではない、コミカルさとともに何かもの寂しい、寂寥感の漂う絵。風景画としては葉祥明氏の絵のようにファンタジックでありながら「様式化された写実」とでも言えるリアリティのある絵です。
元々下手ながらイラストを描いてきた自分のひとつの指向でもあった彼の絵の世界に、失いかけている絵心を刺激されつつ、彼の描いた大好きな宮澤賢治作品「水仙月の四日」を見て、いつか自分も自分なりの「水仙月の四日」を描くことができたら。そのためにはきちんと作品に向き合い納得のできる方法で時間が掛かっても諦めず投げ出さず、気持ちを忘れずにいたいと思うのでした。

週明けたらいつものように仕方なく仕事をする日々。
家に帰ってやることは内職みたいにちまちまとした縫い物。先々週買ったチェックの布地はきちんとモノになるのでしょうか。ちなみにすべて手縫いです。ライブレポも書けてないし、ゲームの作成とかもあるのにね。あっという間に月末。

まだ、今年の目標は立てられません。

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